日本一の香りと
あじわいの柚子
高知県東部の山奥でたくさんの日光と適度な雨量、そして太平洋からの風を受け育つ柚子。
標高300mの山を建設会社のノウハウと技術力を駆使して切り開き作った8ヘクタールの柚子畑では、毎年11月頃から収穫が始まり、年間150トンもの出荷量になります。
自然豊かな環境で育った土佐北川農園の柚子は他にはない豊かな香りを持っており、全国にファンがいます。
EUに輸出される
安心、安全な品質
土佐北川農園が栽培する柚子は、日本国内だけでなく、EU諸国にも輸出されています。
EUに青果玉を輸出するには日本をはるかに上回る安全基準の壁があります。そのため、土佐北川農園は、EUの輸出基準に合致するために、品質管理や衛生管理に特に力を入れています。
山奥を開拓し作られた土佐北川農園では害虫もおらず、また農園内にカルキ消毒できる設備も設けることにより、厳しい輸出条件をクリア。2012年、国内で初めて土佐北川農園の柚子が欧州に輸出されました。
今では土佐北川農園で栽培された柚子は、品質が高く、安心して食べることができると評価され、EU諸国の消費者からも人気を集めています。
土佐北川農園がEU諸国に柚子を輸出することは、その高い品質と衛生管理の評価の証となっています。
スマート農業への
取り組み
柚子の栽培は手作業が多くて大変!そういったイメージを払拭すべく、現在土佐北川農園ではスマート農業の実証プロジェクトに参加し、業務の効率化や負担軽減を目指しています。
日鉄ソリューション(NSSOL)や北海道大学と協力し、ドローンによる薬剤散布やロボットを使った草刈りや柚子の搬送、スマートウォッチやスマートグラスによる作業者の安全管理なども行っております。
またデジタル技術によって情報共有を行い、若者の農業離れの食い止めや技術やノウハウの継承を目指しています。
収穫体験
年に一、二度地域の小・中学生をまねいての収穫体験を行っています。
柚子の木には大きなとげがあり、初めは恐る恐るハサミを手にしていた子供たちもすぐに慣れて、手際よく収穫していました。